がんぴ舎
2025年度 毎月の教材 
 

 


2025年12月の教材


作品名:埴輪
作者名:矢野伸明(本部)
サイズ:式紙

①厚紙 朱色の無地
②厚紙 朱色の濃淡折り染め
③厚紙 茶色の無地
 
式紙:すみ色


学びのポイント
シンプルな絵柄ですが、
染の濃淡を上手く使い立体感を表現しています。
和紙をちぎり、
重ねることでより素焼きの質感を出していますね。
和紙の持つ紙独特の質感やちぎった時の毛羽が
よく題材とマッチしています。




【下準備】
図1のように埴輪全体のシルエットを①で取り、
下貼りにします。
折り目などの線が気になる場合は、
後脚の付け根に合わせるなど工夫して取ってください。

【本体】
図2を参考にします。
②の染め分け部分を利用して点線の位置で主要なパーツを
それぞれ取り、 下貼りに重ねて貼ります。
同じ紙をちぎって色を整え、
素焼きの質感や重量感を出してください。

 



【仕上げ】
図3の色付き部分のような
細いパーツは細長く和紙を取り、
紙に直接のりをつけて指で曲げながら貼ります。
③で陰を入れます。




細かな部分は、くり抜かずに紙を重ねます。
②の淡い部分を丸く取ります。
同じ紙の濃い部分を一回り小さく取って重ねます。
③で陰を入れます。



②の濃い部分で全体の形
を取ります。
同じ紙の淡い部分で小さなパーツを取ります。
③で陰を入れます。

目や耳の中を③で貼ります。


 


2025年11月の教材


作品名:干支・午
作者名:矢野伸明(本部)
サイズ:式紙

①厚紙  赤の無地
②厚紙  赤とボルドーの折り染め
③厚紙  焦げ茶の無地
④厚紙  オレンジの無地
⑤厚紙  青緑の無地
⑥厚紙  白10匁
⑦厚紙  濃い青紫の無地
⑧厚紙  白4匁(写し紙)
⑨薄紙  白  (写し紙)
⑩落水紙 白の格子

式紙:特別金潜

※式紙は1枚のみです。
手本写真のタテ・ヨコどちらかお好きな構図のものを
制作してください。
掲示板ではタテ構図を例にしています。

2026年は丙午です。
『丙(ひのえ)』は、陽の火で「燃え盛る太陽」。
『午(うま)』は、陽の火であり「夏の盛り」「馬」。

どちらも陽の火を表しています。
丙と午の組み合わせで火の性質が重なり、
非常に強いエネルギーと情熱、独立心を持つとされます。

人形浄瑠璃では「八百屋お七」の物語が有名です。
江戸時代、恋焦がれるあまり八百屋お七が家に
火をつけたという伝説があります。
午は十二支の七番目にあたり、
お七の名前と重なります。

今回の絵柄は、赤兎馬をイメージして作りました。
赤兎馬は、三国志演義の中で登場する中国の古代の名馬で、
「一日に千里を走る」と称されるほどの
速さと持久力を持った伝説的な馬です。
董卓→呂布→曹操→関羽と名将に乗り継がれ、
「英雄の乗る馬=縁起が良い」とされています。
馬は、力強い前進力から勝負運・出世運、
神様の乗り物として神聖な存在、
荷物を運ぶイメージから交通安全・旅の安全、
そして「ウマくいく」という言葉に繋がり
幸運全般をもたらす縁起物です。
また、北欧では「ダーラナホース」という赤い馬も
幸運を呼ぶ縁起物で有名です。

【下準備】
全体の位置を決めます。しっぽ、
蹄の位置等に印をつけておきます。

【全体】
全体を①で取ります。
①で写し取りにくい場合は写し紙⑧か⑨を使ってください。
細かな脚が取れない場合は関節までを取り、
細い脚を別で取って繋げます。
目鼻口や装飾、
図の【奥の脚】の付け根(太線の位置)を描きこんでおきます。
下準備で取っておいた位置に合わせて貼ります。

【奥の脚】
図を参照し、
②の染め分け部分を使い、
陰をボルドーにして先ほど取った①に重ねます。
胴体と接する部分(図の太線)は鉄筆などで
しっかりと線を出します。
関節辺りでちぎり、①と馴染ませます。


【仕上げ】
陰や鼻先に②のボルドー部分をちぎります。
③で鼻、口、目を取り、目のハイライトは④です。
鉄筆の先でちぎり、丸い形に整えます。
③でタテガミとしっぽを取ります。
青緑の綱は⑤をハサミで細く取ります。
留め具は④、背中の布に⑦。布の模様に⑩です。
⑥で綱の房を取ります。※動きを出すために角度をつけます。
④で留め具です。


 


2025年10月の教材


作品名:レモン
作者名:がんぴ舎企画室(本部) 原案:森 文江
サイズ:式紙

 

①厚紙  10匁白
②厚紙  黄色とオレンジの折染め
③厚紙  緑と水色の格子染め
④厚紙  深緑と水色の折染め
⑤薄紙  水色のたまゆら染め(典具帖)
⑥薄紙  緑系濃淡折染め
⑦薄紙  淡い緑の無地
⑧薄紙  黄色とオレンジの折染め
⑨落水紙 黄色の無地
⑩落水紙 白
 
式紙:白

学びのポイント
しっかりと形をスケッチし、
紙を活かしてレモンのデコボコとした
表面の質感も描きましょう。
葉やレモンの先端に挿し色を入れるとより存在感がでます。

 
【下準備】
全体を軽く下描きします。
 
【バック】
手本を見ながら⑤を大きくちぎります。

 

【レモン】
・枝
枝は③を細く取ります。
枝の明るいところに⑥を少しちぎります。

・実
図を参照し貼る順番はⒶを先に貼り、次にⒷです。
①でレモンの実を取り、下貼りします。
バックの色が透けるため、
②を同じレモンの形に2枚取り、
下貼りの上に重ねて貼ります。
(下貼りを含め三重 ①×1枚、②×2枚です。)
⑧をちぎり、レモンの陰をつけます。
②でレモンのおしりを鉄筆で取り、重ねて貼ります。
先端に⑥を少しちぎります。
⑨でレモンのデコボコを出し、⑩でハイライトです。

・葉
葉は③④⑥で取ります。(⑥は二重に貼ります)
毛羽を出すところと、
鉄筆で取ったラインを分けて、メリハリをつけます。
⑥⑦で葉の陰をつけます。
③の水色の部分を細くハサミで取り葉脈を貼ります。


 


2025年9月の教材


作品名:すずめと稲
作者名:小宮山純子(本部)
サイズ:4F式紙

 

①厚紙 10匁白
②厚紙 ベージュ(手漉き)
③厚紙 緑と黄色の折り染め
④厚紙 黄緑色の折り染め
⑤厚紙 明るい黄緑色の折り染め
⑥厚紙 黒の濃淡折り染め
⑦厚紙 茶の濃淡折り染め
⑧厚紙 黄土色の折り染め
⑨薄紙 淡いこげ茶系折り染め
⑩薄紙 極淡い茶とベージュの折り染め
⑪薄紙 白
⑫春雨落水紙 黄色むら染め
⑬春雨落水紙 黄色と茶色の吹付染め

F4式紙:マーメイド

学びのポイント
風になびく稲穂と羽ばたくすずめ、
動く物のとらえ方を学びましょう。
すずめは細部に色を乗せることで
より本物らしく描くことができます。

【下準備】
全体を軽く下描きします。

【稲の葉】 葉は③④⑤です。前後関係に気を付けましょう。
片側はまっすぐに水切りし、反対側はハサミで取ります。
和紙にのりを付け、手で曲げながら貼ります。
※染料が溶けやすいので硬めの「のり」がおすすめです。

【稲穂】 ④⑧をハサミで細く取り茎を貼ります。
⑫⑬を細長い楕円形にちぎり、
半分に折って弧のようにしならせて穂を貼ります。


【すずめ】
二羽のすずめの全体を①で取り下貼りします。
下の葉が透ける場合、適宜貼り重ねてください。

・稲穂にとまるすずめ
②を首から下の腹、羽にちぎって下貼りに重ねます。
⑨⑩で尾羽、腹、羽の陰をつけていきます。
①を羽部分に重ねます。
図を参照し、Ⓐ部分に⑧を貼ります、
⑥を細長くハサミで取って模様を貼ります。
Ⓑ部分に、①をちぎり、
白が少し見えるように⑦をちぎって重ねます。
⑥⑧を細長く取り、羽の模様をつけます。
尾羽の付け根に⑩をちぎります。

・飛んでいるすずめ
⑥を楕円形にちぎり、羽、尾羽の先端部分に貼っていきます。
②を首から下の腹、羽にちぎって貼り重ねます。
奥の羽は①、⑦、⑪の順にちぎります。
手前の羽のフチと背に⑦、
羽の内側に⑨⑩をちぎって陰をつけます。
頭に⑦を貼り、目元に⑦の濃い部分を細長くちぎります。
⑥の黒で目、くちばし、くちばし下、頬の模様を付けます。
とまっているすずめの頬に①をちぎり、ふっくらとさせます。
胴体と頭のつなぎ目に⑩をちぎって貼り、馴染ませます。
足は⑧をハサミで取ります。
⑫をくちばしの上に少しちぎって乗せます。


 


2025年8月の教材


作品名:リンドウ
作者名:前田亜里紗(本部)
サイズ:式紙

 

①厚紙 濃い緑と淡い青色の折り染め
②厚紙 緑の濃淡折り染め
③厚紙 淡い青紫と水色の折り染め
④厚紙 濃い青紫と水色の折り染め
⑤薄紙 紫とピンクの折り染め
⑥薄紙 緑の濃淡折り染め
⑦薄紙 ピンクと水色と紫の格子染め(典具帖紙)

式紙:オフホワイト

学びのポイント
葉は見える角度によってひとつひとつ形が
変わります。
細いもの、短いもの、
是非スケッチの参考にしてください。
シンプルな図柄なので、
花を描く際の花や葉の貼り方を学べます。
初心者の方にもおすすめです。

 

【下準備】 
全体を軽く下描きしておきます。

【茎】 
②で茎を作ります。
一本を長く取らずに、節に合わせて取り、
少し手で曲げながら貼りましょう。
折り染めの濃淡を活かし、
淡い色と濃い色を入れ、
色に変化を出します。

【葉】
①②を葉の形にちぎります。
片側はハサミでシャープな線を出します。
毛羽を出すところと、
ハサミで切ったラインを分けて、
メリハリをつけます。
⑥で葉の付け根等に濃い色を入れ、
立体感を出します。
 

【花】 
③と④を花の形にちぎります。
先端にハサミを少し入れて、
シャープな線を出し、
つぼみの硬さを表現します。
※ぼんやりした印象にならないように
注意しましょう。
⑤でつぼみのねじれや陰に色を付けます。

【仕上げ】 
⑤⑦を茎や葉に少し入れ、全体を整えます。


 


2025年7月の教材


作品名:スカイツリー
作者名:小田川佳子(島根県)
サイズ:4F式紙


①厚紙      濃紺の無地
②厚紙      濃紺と白の折り染め
③厚紙      黄色の無地
④薄紙 (大判)   濃紺の無地
⑤薄紙 (小判)   やや青みが強い濃紺の無地
⑥薄紙      濃紫の無地
⑦薄紙      暗い緑のむら染め
⑧薄紙 (大判)   灰色の無地
⑨薄紙 (小判)  やや明るい青みがかった
         灰色の無地
⑩薄紙      黄色の無地典具帖
⑪薄紙      水色の無地
⑫薄紙      淡い紫の無地
⑬落水紙     緑の無地
⑭落水紙     黄色の無地
⑮落水紙(すだれ)  黄色の無地
⑯落水紙(すだれ)  淡い黄色の無地
⑰落水紙(すだれ)  紫の無地
⑱落水紙(すだれ)  淡い黄色と
         オレンジのむら染め

式紙:F4レザック青紫

 

学びのポイント
縦長の構図で、
タワーの周りに十分な余白を取る事で
高さを出していますね。
しっかりとタワーを描き、
周りのビルはシルエットや
窓だけにすることで、
主役をしっかりと際立たせます。
電飾の表現にすだれ落水紙を使うのも面白く、
華やかな画面を演出できます。

【下準備】 
全体に④を貼ります。
画面下部図1の点線部分まで⑧を貼り、
④⑤で色を整えます。
タワーのシルエットを①で取り、
⑥で整えます。

 

【タワー】
タワーの電飾を⑮⑯⑰⑱で貼ります。
図2のようにすだれ落水紙をハサミで
細く取ります。
⑫⑬⑭で細かい部分に色を加えます。
展望台の陰部分に⑥を貼り、
明かり部分の黄色は⑮、
水色は⑪、紫は⑫⑰です。

【ビル】
②をビルの形に取ります。
下からの光をイメージして、
上部分を濃い色、
下部分を水色~白(少し入る程度)で取ります。
④⑤で色を整えます。
窓部分は⑮⑯⑱を図2の方向に
ハサミで取ります。
手前に木々をイメージして、
⑦をちぎります。
明かりは⑭⑱などをちぎります。
⑯⑱を細かく刻みます。

【月】
月は③で丸く取り、明かりに⑩です。
雲は⑨と⑥です。


 


2025年6月の教材


作品名:浜辺の歌
作者名:矢野伸明(本部)
サイズ:式紙2枚

式紙を2枚使い、パノラマに雄大な海を描いています。
太陽光を反射し、光る水面。
起き上がる波の透明感、
濡れた浜辺の質感。
浜辺と海を描く上でのポイントになる部分を
しっかりと抑えた作品です。
夏の海の作品作りの参考になります。

①厚紙 淡い青の無地
②厚紙 青の無地
③厚紙 淡い茶色の無地
④厚紙 ベージュの無地
⑤厚紙 ワインレッドの無地
⑥薄紙 青の吹付染め(手漉き典具帖紙)
⑦薄紙 淡い茶系のむら染め
⑧薄紙 水色の無地
⑨薄紙 暗い青と青の三彩染め
⑩薄紙 エメラルドグリーンの無地
⑪薄紙 極淡い緑系の雪しずく染め
⑫薄紙 白
⑬落水紙 白(春雨)
⑭落水紙 白(さざ波)

式紙×2:白

【下準備1】
式紙の裏面にテープなどで仮留めします。
厚紙を継ぎ目部分に貼っておくと、強度が増します。
更にしっかりと固定したい場合は、
裏面全体にお手持ちの厚紙などを
貼り付けてください。

【下準備2】
・空…画面上からCまで①を貼ります
・遠景の海…AからCの間に⑥を貼ります
太陽の反射しているところに⑬を貼ります。
・地面(砂浜)…Cから画面下まで③を貼ります。
(上部は水切りします。)

【砂浜~波打ち際】
・湿った砂浜…
C辺りから下に ⑦を水切りします。
・濡れている砂浜 …
C辺りから下に⑧を水切りします。
先ほどの「湿った砂浜」より上にくるように
貼ります。
更に⑭を水切りし、
「濡れている砂浜」より
少し上にくるように重ねます。
一番手前の打ち寄せた波の影に⑦を
ところどころに置きます。
⑭で際を整えて立体感を出します。
・画面左下に④で乾いた砂浜を貼ります。

【中景の海~近景の波】
・B~Dの間に⑨を貼ります。
その上に⑩を重ねます。
白の色鉛筆で上にくる波の下描きを
しておきます。
波の高い位置に⑪を貼ります。
Cの辺りに⑭をちぎり、
波に見えるように貼ります。
中央のメインの波は⑪を使って光が透けて
いるようにします。

【波打ち際】
・D~Eの間に⑧、⑪、⑫を貼ります。
さらにEのラインの境目を消すように
⑭をぎります。
⑧は横長にちぎります
・中央辺りに波の映り込みの⑬を貼ります。

【仕上げ】
②で遠景の島を貼ります。
(水平線より1mm程度上に貼ることで
遠近感がでます)
⑤でヨットを。
少し傾斜をつけると風の動きも感じられますね。


 


2025年5月の教材


作品名:記念日
作者名:印藤佳枝(山口県)
サイズ:3P式紙

紺色の絞り染め和紙を大胆かつ印象的に使用しています。
華やかな主役の薔薇を引き立てるおしゃれな作品です。

①厚紙  濃紺と白の絞り染め
②厚紙  白5.5匁
③厚紙  ボルドーと赤の折り染め
④厚紙  淡い赤と白の折り染め(手すき)
⑤厚紙  白と赤の折り染め
⑥薄紙  淡い水色と白の折り染め
⑦薄紙  黄色の無地
⑧薄紙  灰と緑系の吹付染め(手漉き典具帖)
⑨薄紙  赤と白の折り染め
⑩薄紙  ボルドーと赤の折り染め
⑪薄紙  オレンジと山吹色の折り染め
⑫落水紙 くすんだ青緑の顔料染め(さざなみ)
⑬落水紙 明るい緑系顔料染め(さざなみ)
⑭落水紙 くすんだ暗い緑系むら染め(大粒)
⑮落水紙 明るい緑の吹付染め(春雨)
⑯落水紙 暗い濃い緑の無地(春雨)
⑰落水紙 暗い紺の無地(春雨)
⑱落水紙 白の格子
⑲雲竜紙 緑と極淡い緑の折り染め

式紙:P3白

【下準備】
全体の下描きをします。

【花瓶】
花瓶になる部分に①を貼ります。
場所によっては入る色が少なくなる場合があります。
ちぎって足すなどして調整してください。

【バック】
軽く⑥⑦をちぎって貼っておきます。
手本を見ながら⑫⑬⑭⑮をそれぞれちぎって貼ります。
先端に来る和紙は、毛羽をしっかりと整えます。
⑥⑦⑧と⑯⑰⑱⑲で陰影や細部を整えます。

【薔薇】
薔薇の花を③で土台の花弁、④⑤で明るい色が入った花弁を取ります。
中央の細かい花弁の部分は細く和紙を取り、片側を折るなど、
しっかりとした線を出しましょう。
⑨⑩で陰、花弁の表情をつけます。

【仕上げ】
周りの小さな白い花は②を丸くちぎり、
中央に花芯の⑪を貼ります。


 


2025年4月の教材


作品名:清き流れ
作者名:波多野式部(愛知県)
サイズ:式紙

川のせせらぎが聞こえてきそうな軽やかな作品です。
紫や黄色などの色もとりいれて、
素朴な題材ながら華やかな雰囲気にまとまっています。

①厚紙 灰茶の草木染無地
②薄紙 薄い茶色がかった緑のむら染め
③薄紙 淡い灰がかった青の雪しずく染
④薄紙 青と薄青と紫の雪しずく染
⑤薄紙 淡い紫の雪しずく染
⑥薄紙 ごく淡い紫の無地
⑦薄紙 明るい黄緑と淡い紫の折染
⑧薄紙 紫の吹付染(典具帖紙)
⑨薄紙 淡い紫と黄色の吹付染め(典具帖紙)
⑩薄紙 暗い緑の雪しずく染
⑪薄紙 青緑と白の折り染
⑫薄紙 緑系濃淡折り染
⑬春雨落水紙 くすんだ茶とくすんだ緑のむら染
⑭春雨落水紙 くすんだ緑の無地
⑮春雨落水紙 ごく暗い緑の無地
⑯春雨落水紙 緑の無地
⑰春雨落水紙 白
⑱雲竜紙 緑と白(粗目)
式紙:オフホワイト
【下準備】
全体を軽く下描きしておきます。
【岸】
両岸の下貼りに②を軽く貼っておきます。
上から⑬を貼ります。
⑨でぼかします。
・手前の岸
 草むらに⑫⑭⑯をそれぞれちぎります。所々⑮をちぎります。
 ⑱、⑯で背の高い草を貼ります。
・奥の岸
 ⑫⑭⑯をそれぞれちぎり、草むらを貼ります。
【川】
③④⑤を、川の流れに沿ってちぎっていきます。
染めの方向に気を付けましょう⑥⑦で色を整えます。
【岩】
岩を①で貼ります。⑩を重ね、岩のデコボコとした陰を貼ります。
⑪⑧で川に映る影と岩周辺の流れを貼ります。


 


2025年3月の教材


作品名:ネモフィラ
作者名:小宮山純子(本部)
サイズ:3P式紙

①厚紙 水色と白の折り染め
②厚紙 青と紫の折り染め
③厚紙 白10匁
④厚紙 紺色無地
⑤厚紙 水色の濃淡折り染め
⑥典具帖 青と黄緑むら染め
⑦典具帖 水色の吹付染め
⑧超極薄紙 水色の無地
⑨超極薄紙 白
⑩春雨落水紙 白
⑪春雨落水紙 水色の吹付染め
⑫さざ波落水紙 濃い緑の顔料染め
⑬さざ波落水紙 黄緑の顔料染め
⑭大粒落水紙 青と水色のむら染め

式紙:P-3 白

【下準備】
全体を下描きします。

【空、山】
⑧を水切りで貼ります。
お好みで二枚重ねて色味を調整してください。
①で奥の山を鉄筆で取り貼ります。
さらに⑨を重ねて貼り、遠近感を出します。
手前の山を同じように鉄筆で取り貼ります。
木は④⑫、影の部分に⑦を貼ります。
奥の山、手前の山両方に重なるように⑨を貼ります。

【中景】
山の手前に白の落水紙をちぎって貼ります。
⑥⑦をちぎってまばらに貼ります。
上から下に向かって色を濃くしていきます。
⑩⑪をちぎって重ねて貼ります。
⑭を丸くちぎって貼り、上から③をちぎって貼ります。

【手前の花】
下に⑥をちぎって貼った上に、⑫⑬で葉を貼ります。
②の厚紙を楕円状にちぎって貼る。
①を一回り小さい楕円にちぎって貼る。
③をさらに一回り小さく楕円状にちぎって貼る。
中心の花のおしべを④を小さく取って貼る。

最後に③⑪⑭をハサミで刻んで散らします。


 


2025年2月の教材


作品名:クリスマスローズ(2025)
作者名:清水俊子(岡山県)
サイズ:式紙

春を告げる可憐なクリスマスローズの教材です。
うつむいたような独特の咲き方をする花なので、
花の付き方や花芯の見え方の参考にしてください。 

①厚紙 緑系濃淡折り染め
②厚紙 黄緑と白の折り染め
③厚紙 濃い青緑の濃淡折り染め
④厚紙 緑と濃い緑の折り染め
⑤厚紙 紫の濃淡折り染め
⑥厚紙 やや濃い紫の濃淡折り染め
⑦厚紙 青みがかった紫の濃淡折り染め
⑧厚紙 やや濃い青みがかった紫の濃淡折り染め
⑨厚紙 淡いピンクと白の折り染め
⑩厚紙 赤紫とピンクの折り染め
⑪厚紙 くすんだ緑と黄色と白の折り染め
⑫薄紙 青紫の無地
⑬薄紙 紫の濃淡折り染め
⑭薄紙 濃いピンクの濃淡折り染め
⑮薄紙 ピンクの無地
⑯薄紙 淡い緑系濃淡折り染め
⑰落水紙 紫の無地春雨

式紙:レザック雪

※染色の際に色に僅かな差異が出ております。
そのため色がお手本と異なる和紙も入っています。
お好みの色味で制作してください。


【下準備】
全体を下描きします

【花】
茎を①②の和紙で細く取ります。
葉と茎を貼りながら、同時に花を作っていきます。

「紫の花」 紫の花を⑤⑥⑦⑧で一枚ずつ花弁の形に取ります。
(⑦⑧は手本よりもやや青みが強い染めなので、
お好みに合わせて使ってください。)
⑫⑬で花弁の陰影等を貼ります。
花芯は⑫⑬で中央にしっかりと陰を入れ、⑰を重ねます。
⑯をちぎり、⑪を細く取ります。同じ紙を細かく刻みます。

「ピンクの花」
⑨と⑩で紫の花と同じく一枚ずつ花弁を貼って作ります。
陰影等に⑭⑮を入れます。
花芯も同じく中央に⑯をちぎり、 ⑪を細く取り、同じ⑪を細かく刻みます。

「葉」
重なりを観察して①②③④で葉を作ります。 花と茎のつながりの部分には⑯です。

【仕上げ】
各種薄紙で全体を整えます。


 

2025年1月の教材


作品名:ミモザ(少女)
作者名:小宮山純子(本部)
サイズ:式紙

春に咲くミモザを抱えた少女の作品です。
肌や髪に薄紙を重ねることで血色や髪の艶の表現をしています。
ぜひ、人物画を描く際の参考にしてください。

①厚紙  白3匁
②厚紙  オレンジ色
③厚紙  ごく淡いだいだい色
④厚紙  黄色と白の折り染め
⑤薄紙  明るい黄緑無地(手漉き典具帖)
⑥薄紙  淡い青緑の顔料染め(手漉き典具帖)
⑦薄紙  こげ茶色の折り染め
⑧薄紙  茶色の折り染め
⑨薄紙  淡い緑と白の折り染め
⑩薄紙  黄色系グラデーション
⑪薄紙  淡い朱色の無地
⑫薄紙  緑と青の折り染め
⑬薄紙  白
⑭落水紙 オレンジの吹付け染め
⑮落水紙 黄色むら染め

式紙:オフホワイト

※②は染料が溶け出やすいので、硬いのりを用意してください。

【下準備】
図を参考に①で人物のアウトラインを取ります。
手、顔、髪等軽く描きこんでおきます。

【バック】
人物以外の部分に⑤をちぎって貼っていきます。
⑤は人物に多少かかるぐらいに貼ると背景と人物の色がなじみます。
⑨を画面の上部分にちぎって貼り、バックの濃淡をつけます。

【顔、手】
鉄筆を使い、②で図の太線部分のアウトラインを取ります。
その上から、③を重ねて貼ります。
※③に目、口の位置をうすく下書きしておきます。 下地に使った②が見えないように、③は少し大きめに取っておきます。
ほっぺ、鼻に⑪をまるくちぎって貼ります。
その上からひとまわり大きくちぎった⑬を重ねて色を馴染ませます。
ハイライトには同じ⑬を使います。
手の陰、首の陰に⑪をちぎって貼ります。
光が当たる部分に⑨⑬を貼ります。
目は⑧をちぎり、ハサミやハケで整えます。
口は⑪を細く取り、⑬で色を整えます。


【髪】
⑦⑧を細長い楕円状にちぎり、髪の毛の流れを意識して貼ります。
顔の内側や前髪は部分的に半分に折って
髪の輪郭をはっきりとさせます。
光が当たっている部分は⑦⑧の明るい色や
⑤⑨を細くちぎって貼ります。


【服】
⑥をちぎって貼ります。同じ紙を重ねて陰影を出します。


ミモザ
⑩⑭⑮でミモザを作ります。
まるみのある二等辺三角形になるようにちぎります。
葉は⑫を使って細長い楕円状にちぎります。
最後に④をまるくちぎって貼っていきます。

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